リトグリの一部楽曲には聴き触りの悪い音源が存在する。その大きな理由はいわゆる「昆布音源」のためであると漠然と思っていたが、スペクトログラムを眺めていたら、更に細かい要因がなんとなく見えてきたような気がする。
特に耳触りが良くないと感じている楽曲は「だから、ひとりじゃない」「幸せのかけら」「明日へ」「OVER」、そして「君に届くまで」辺り。
Audacity で各楽曲の一部分1分間をスペクトログラムで表示した。スペクトログラムの設定は
- スケール
- リニア
- ゲイン
- 20db
- レンジ
- 50db
- 広域ブースト
- 5db/dec
- 窓関数サイズ
- 1024




おやっ?
8kHz から 12kHz 付近のパワーに注目。

更に強い。

うーむ…

以上3曲は特にずっと耳痛いと思ってきた楽曲。





うわぁぁぁぁ!
「君に届くまで」に感じてた違和感の正体はもしやコレかあ。


参考
いかんせん最近は本当にリトグリ以外聴かないので、他のアーティストの楽曲のサンプルが取れないのだけど、一応一つだけ上げておく。
以下は Superfly のタマシイレボリューションのスペクトログラム。

つまり
この 8kHz から 12kHz の正体は何かって言うと、主に人の声の成分の一部なんだけど、不自然に強調されてる楽曲はキーキーした感じの音になっちゃってるっぽいなあ。
せっかくのリトグリの歌声をもうちょっと聞きやすい音で届けてください SONY さん。